「テネット」(原題:TENET)2020年公開
ジャンル:アクション
監督:クリストファー・ノーラン
主演:ロバート・パティンソン、ジョン・デヴィッド・ワシントン、エリザベス・デビッキ、クレマンス・ポエジー、ケネス・ブラナー

最初に結論!この映画を一言で表すと、、、
「時間を操る?!難解だが奥が深いノーラン監督待望の新作アクション映画」
皆さん!お疲れ様です!
管理人のユーリです!
今回はクリストファー・ノーラン待望の最新作
時間が逆行?
「インセプション」「ダークナイト」に続く
全世界が息をのみ込んだタイムアクションムービー
「テネット/TENET」をご紹介いたします!
これまで数々の名作を生み出してきた
奇才クリストファー・ノーラン監督の最新作!
謎の言葉「テネット/TENET」の意味と時間の関係とは??
謎に包まれた本作を
分かりやすくおすすめポイント・あらすじ・感想等解説いたします!
クリストファー・ノーラン監督の過去作についておさらい!



こんな方におすすめ!

1つでも当てはまる方は要チェック!
- クリストファー・ノーラン監督作品が好きな方!
- どんでん返し、考察系の映画が好きな方!
- シリアスかつアクション要素がある映画が好きな方!
おすすめポイント

時間が逆行??
- ノーラン流!圧巻の映像美と音楽の融合!
- タイムサスペンス!ユニークなストーリー内容!
- 安定のお馴染み豪華キャストが勢ぞろい!
あらすじ
満席の観客で賑わうウクライナのオペラハウスで、テロ事件が勃発。罪もない人々の大量虐殺を阻止すべく、特殊部隊が館内に突入する。舞台に参加していた名もなき男(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は仲間を救うため身代わりとなって捕えられ、毒薬を飲まされてしまう。。。
しかし、その薬はなぜか鎮痛剤にすり替えられていた。昏睡状態から目覚めた名もなき男は、フェイと名乗る男から”あるミッション”を命じられる。それは、未来からやってきた敵と戦い、世界を救うというもの。未来では”時間の逆行”と呼ばれる装置が開発され、人や物が過去へと移動できるようになっていた。
ミッションのキーワードは<TENET>。「その言葉の使い方次第で、未来が決まる」。謎のキーワード、TENETを使い、第三次世界大戦を防ぐのだ。
突然、巨大な任務に巻き込まれた名もなき男。
彼は果たして任務を遂行することが出来るのか?
出典:「テネット」公式サイト


感想(ネタバレあり)
所感

さてクリストファー・ノーラン監督の待望の新作
「TENET/テネット」ですが、
正直、かなり難しい映画となっています!
というのも、ノーラン監督はこれまで
”時間”という概念について絡めてきましたが、
今作は”時間の逆行”を描いておりかつ、順行する時間とも絡めているので
新しい設定で新鮮ではありますが、
同時にそれが映画を難しくしている部分でもあります。
ただ、今作がまぎれもない超大作でおもしろいことは間違いありません。
個人的にクリストファー・ノーラン監督作品で一番好きな作品にランクインしました!
やはり”時間”を扱った作品は見応えがありますね!
劇中難しい科学や理系チックな用語が出てきたり、
どのサイトや記事を見ても「この映画は難しい」と書かれていますが、
そんなことは気にせず、ノーラン監督流の圧巻の映像美や音楽で
十二分に映画を楽しむことが出来るのでご安心ください(^^)

あらすじに関してはざっくり言うと
「現代人vs未来人」の戦いというのが適切かと思います。
”未来人がある装置を使って人類を絶滅させようとしているのを主人公たちが防ぐ”
(正確には未来人ではなく、未来から仕事を依頼された現代人=今作の敵)
といった流れで
その手段として、時間を逆行させる装置が出てくるというわけです!
”時間の逆行”について

さてここでは”時間の逆行”について
少し深堀りしていきたいと思います。
今作は”時間の逆行”が劇中で頻繁に起こるので
ややこしくなってしまうのも無理はありません。
ここで”時間の逆行”があまり想像つかない方のために
下の図をご覧ください。

かなり簡素化して書いていますが
上記のように時間を逆行させた場合、
お互いが巻き戻しされているかのように見えるんですね!
また、細かい設定で行くと、
Bさんは通常の時間の流れに逆らっているので、
”空気が肺に入ってこないので呼吸器がいる”であったり、
”生身で過去の自分と触れると消滅してしまう”というような事も発生します。
ただ、因果関係も逆になる(先に結果があって原因が起こる)ので
自分の思い描いた通りに物事を進めることもできます!
本編の終盤ではこの原理を使った”挟撃作戦”が行われていますね!
また、本作ではある装置を使って、時間を逆行させるのですが、
この装置はタイムマシンではないので
過去とか未来に行って、はいお終い!のようにはいきません!
(タイムマシンは過去に戻れるだけで、時間が逆行するわけではない)
さて、
頭がこんがらがっている方もそうでない方もお気づきかとは思いますが、
今作「TENET/テネット」は
2回目の方が確実に面白いです!
このように大枠や大体の原理を理解しておくだけでも
十分に映画の楽しみが増えますね!!


TENETの意味とは?

今作の題名「TENET」ですが、
果たしてどういった意味で使用されたのでしょうか?
普通に直訳すると、「TENET」=信条、主義、原則などの意味があるようですが、
あのクリストファー・ノーラン監督です。
そんな単純な意味では付けないはずということで調べてみると、
なんとラテン語の回文が関係しているようです!

【SATOR AREPO TENET OPERA ROTAS(農夫のアレポ氏は馬鋤きを曳いて仕事をする)】
という回文からこの題名「TENET」が来ており、
また、劇中にも回文のTENET以外の単語も使用されています!
SATOR → セイター。今作の悪役。
AREPO → アレポ。ゴヤの贋作を描いた画家。
OPERA → オペラ。物語はキエフにあるオペラハウスから始まる。
ROTAS → ロータス社。オスロ空港に美術品などを保管する金庫(フリーポート)を建設した会社。
このように回文と時間の逆行とも掛け合わせて
題名を決めたんですね!
さすがプロの映画監督。題名まで伏線ばっちりです。
まとめ

さて、いかがだったでしょうか?
時間の逆行や、過去、未来、そもそも時間って?
みたいな思考ってロマンがあって
いくつになっても楽しいですよね!
そんなロマンを感じることができる超大作
「TENET」
あなたは2回観ること間違いなし?!
ぜひ劇場にてご鑑賞ください(^^
それではまた次の映画でお会いしましょう!
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