「ジョーカー」(原題:Joker)2019年公開
ジャンル:アクション
監督:トッド・フィリップス
主演:ホアキン・フェニックス

最初に結論!この映画を一言で表すと、、、
「狂喜の最高潮!本当の悪は笑いの中にある。アカデミー賞最多部門にノミネートした映画」
皆さん!お疲れ様です!
管理人のユーリです!
今回はあのアカデミー賞最多部門にノミネートされ2019年最も話題にあがった映画
「ジョーカー」をご紹介していこうと思います!
人間の中にある狂喜と笑いに隠された本当の悪を見せつけるこの作品
アカデミー主演男優賞を獲得した俳優の渾身の演技
まだ見ていない方もすでに見た方も
この映画のおすすめポイント・あらすじ・評価を分かりやすく解説していきます!

こんな方におすすめ!

1つでも当てはまる方は要チェック(^^)
- 本当の意味での質の高い映画を見たい方!
- 普段の映画では何か少し物足りなさを感じる方!
- アメコミが好きな方!
おすすめポイント

この映画はまじでおもしろい!
- まさにサイコの頂点!俳優ホアキン・フェニックスの演技
- アカデミー賞ノミネートの実力が感じられる構成
- 単なる映像の押し付けでなく、観客の頭で考えさせれらるセリフ
あらすじ
【本当の悪は、人間の笑顔の中にある。】「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸に、コメディアンを夢見る、孤独だが心優しいアーサー。都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながら母を助け、同じアパートに住むソフィーに秘かな好意を抱いている。笑いのある人生は素晴らしいと信じ、どん底から抜け出そうともがくアーサーはなぜ、狂喜あふれる<悪のカリスマ>ジョーカーに変貌したのか?切なくも衝撃の真実が明かされる!
出典:映画「ジョーカー」公式サイト
感想(ネタばれあり)

さて今回の映画「ジョーカー」ですが、
そもそもこのキャラクターはあのバットマンの敵役が原作になっていることはご存知でしょうか?

コミック原作において、何度もバットマンをその狂喜さから苦しめるキャラクターとして人気を博し、たびたび映画にも出演。過去多くの俳優さんがこのジョーカーを演じてます!

左から順に
映画「バットマン」版ジョーカー:1986年公開
映画「ダークナイト」版ジョーカー:2008年公開
映画「スーサイド・スクアッド」版ジョーカー:2016年公開
そして今作は初の「ジョーカー」のみにフューチャーされた作品で
多くのジョーカーファンをうならせました!
ただ、これまでの映画に登場したジョーカーとは一味異なり、今作はより現実的にジョーカーの人間性、価値観に重きを置いた内容となってります!
なので、バットマンを知らない方やアメコミに興味のない方でも、新しいヒューマンドラマとして十分に今作を楽しむことができます!
アカデミー賞を最多部門にノミネートされた今作は、
心優しいアーサーを演じる俳優ホアキン・フェニックスの圧巻の演技がたいへん評価されており、
アカデミー主演男優賞にも表彰されるほど!

これまでとは異なる新しいジョーカーの一面を見ることができます。
主人公アーサー(ジョーカー)は、突然無意識に笑ってしまうという難病に苦しみながらも認知症の母親を介護する日常。大道芸人としての仕事がうまくいかず、心身ともに崩壊し徐々に常軌を逸した行動をとるように、、、
なぜジョーカーがピエロの格好をしているのかは、アーサーのもともとの大道芸人としてピエロの仮装を行っていたことからもありますが、
街では貧困層と富裕層の格差が悪化し、騒動が続いているような状態で、巨大企業の代表トーマス・ウェイン(バットマンの父親)が、貧困層に対して「お前らは色めいて調子に乗っているピエロのようだ。」と罵ったことから、市民がピエロの仮面をしてデモを起こし始めたことからも考えられます。
また、アーサーが自らを「ジョーカー」と名乗った理由については、
何をやってもうまくいかず、どんな時も笑顔でと母親に育てられた彼の本質的な価値観である「人生で起きる出来事はすべてジョークだ」というところからきていると考えられます。
このように単なるコミックのキャラクターの設定で終わらせることなく、しっかりとした人物背景、価値観を感じることのできる構成となっています。
所得格差や難病・介護など一見重苦しそうな内容でもありますが、
今作「ジョーカー」そのダークな感じを存分に活かしたアクション映画であり、アーサーのヒューマン映画でもあります。
「なんだか怖そうで見ていない、、、」「アメコミ知らないから興味ない」
のようにまだ鑑賞されていない方もぜひご覧いただければと思います!
何はともあれ、
今作「ジョーカー」は
「単なるバットマンの敵役ではない。ある男のジョークにまみれた狂喜の人生を語った映画」
となっておりますので、ぜひご鑑賞ください!
それではまた次の映画でお会いしましょう!
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